著者、編集者の熱量を余さず読者に伝える
- マーケティング・プロモーション
著者、編集者の熱量を余さず読者に伝える
- マーケティング・プロモーション
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- 職 種
- 営業 -届ける-
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- 所属部署
- 第一事業販売部
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- 社 歴
- 第一事業販売部
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- 入社年度
- 2019年入社
INTERVIEW
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- Q1 学生時代はどんなことをしていましたか?
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大学を休学し、ワーキング・ホリデー・ビザを使ってニュージーランドで働いていました。マイノリティ(外国人)としての視点を獲得できたのはよい経験だったと思います。
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- Q2 どうして講談社を選びましたか?
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ファッション誌『HUgE』(2014年休刊)の編集をしたかったからです。休刊になった雑誌を志望する学生も、それを受け入れる会社(感謝しています)も、どっちもどっちの入社でした。今後、何か問題を起こしても責任は半々です。
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- Q3 講談社はどんな会社だと思いますか?
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ヒットを待てる会社です。四半期の売り上げに拘泥せず、何年も先の収穫のために種を蒔いて育てる、ということのできる企業風土があるように思います。
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- Q4 今、どんな仕事をしていますか?
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自分の仕事をよく給食当番に例えています。大鍋の残りの分量を考えながら、列に並ぶ人たちの食欲にあわせて盛り付けをしていくような仕事です。——というとかえって分かりづらかったかもしれませんね。
とにかく、在庫のコントロールが肝要です。利益の最大化を目的に、常に何週間か先のことを考えながら、注文に対応したり、重版を決めたりしています。
ここでいう利益は、会社にとっての利益というだけでなく、著者にとっての利益も意味します。私は月に5~6点ほどの新刊(新書、健康書、図録等)の販売を担当していますが、それぞれの著者にとっては集大成の1点です。その非対称なあり方を常に意識しながら仕事をしています。販売の仕事が、著者の熱量を読者に届けるうえでのボトルネックであってはならないのです。
一番印象に残っている仕事銀メダルでも……
期中刊行の1300点以上の新書から「最高の一冊」を選ぶ「新書大賞2022」。最有力候補かと思われた現代新書『生物はなぜ死ぬのか』は、惜しくも同賞の2位だった。
——という経緯があってはじめた「新書大賞2位でもこんなに売れています!フェア」。実は現代新書、小熊英二『社会を変えるには』(2012年刊)を最後に新書大賞を獲っておらず、ここ数年は2位どまりと苦しい時代が続きました。
そこで、いままでの新書大賞2位(と20位以内の入選作)を集めた同フェア。数百冊でも注文が集まればフェアとしては成功、という感覚ですが、自虐的な選書が奏功したのか、なんと数千冊規模のヒット企画になりました。
とある1日の働き方
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自宅にて勤務開始。前日の売り上げを見つつ、書店からの注文に対応。
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各取次と搬入部数の確認。期待の新刊は、予約数なども勘案して部数を決めます。
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出社して、担当書店とのオンライン定例会に出席。たまに出張もします。
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注文書、拡販材料の作成。
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部長と重版の相談。需要予測に各販売部員の腕が光ります。
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退社。新宿の文化服装学院へ。実は、服飾の専門学生でもあります。
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放課後、電車でゲラを読みつつ帰宅。
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学校の課題に着手。この日はラグランスリーブのコートの作図を進めます。
INTERVIEW
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- Q5 1週間のだいたいの流れ
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日ごとの仕事(注文対応、売り上げ分析、重版検討など)が半分、週ごと、月ごとの仕事(商談、資料作成など)が半分、といった感じです。学校のない日に不急の用件をまとめて片付けています。
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- Q6 オフの日の過ごし方
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学校の課題の合間に外に出て、端の始末の仕方とか、ダーツの逃がし方とか、既製品を見て研究しています。(特にY/PROJECTというブランドの服は、構造を学ぶうえでとても参考になります)
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- Q7 今、おすすめの作品
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『ホモ・エコノミクス —―「利己的人間」の思想史』(ちくま新書)/重田園江自己利益の追求を肯定するあり方(つまり金持ちが「羨ましい!」と思われる社会)が近代以降、自明となったのはどういうわけか、という話です。新自由主義批判の書。
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就職活動を始めると、いままでの人生を急に商品化しなければならないような気がして、とまどいを覚えることもあるかと思います。でもそのままで大丈夫です! 講談社のよいところは、みなさんの商品にならないような話を真剣に聞くところです(と信じています)。
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WHAT’s MY JOB?講談社のお仕事図鑑
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ビジネス戦略
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コミック、文芸、幼児・児童書、雑誌などのジャンル別に分かれて、紙・電子ともに出版物の販売戦略の立案、マーケティング、宣伝・販促活動などを行い、売り伸ばしを目指します。
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