伝統を引き継ぎながら、新たな可能性を模索

  • 学芸・学術

伝統を引き継ぎながら、新たな可能性を模索

  • 学芸・学術
  • 職 種
    編集 -つくる-
  • 所属部署
    学芸部 現代新書編集チーム
  • 社 歴
    現代ビジネス事業部 現代ビジネスチーム→学芸部 現代新書編集チーム
  • 入社年度
    2019年入社

INTERVIEW

  1. Q1 学生時代はどんなことをしていましたか?

    メディアに興味を持つようになり、休学をしてメディア企業でアルバイトやインターンをして過ごしました。英語学科だったので海外にも興味があり、難民キャンプでフィールドワークをしたこともありました。

  2. Q2 どうして講談社を選びましたか?

    webメディアや書籍編集の仕事がしたいと思っていたので、そのどちらも経験できる講談社に魅力を感じました。

  3. Q3 講談社はどんな会社だと思いますか?

    この時代に何がおもしろいのかを考えている人が多くいる会社です。片方に深い教養を、もう片方に新しいことをおもしろがる精神を持っている人があちこちにいて楽しいです。

  4. Q4 今、どんな仕事をしていますか?

    「講談社現代新書」の編集をしています。現代新書は、1964年に創刊した新書レーベルです。
    哲学、歴史、語学、日本社会論、若者論、社会学、生物、宗教、ビジネス……幅広いジャンルを扱い、教養を身につけたい、深い視点を獲得したい、現代社会で起きていることを知りたいといった多くの読者の方に支持されています。
    現代新書では毎月新刊を4冊、年間で50冊ほど刊行しています。企画会議で通った企画の著者と話し合いを重ねながら、いま読者が求めている読み物を作り上げます。完成までに3〜5年かかることもあります。
    近年では、ネット経由でも本を売るべく、現代新書でもwebメディアを運営しています。ここで新刊のプロモーションや著者の発掘などをおこない、新たな読者との接点や企画づくりに活かしています。

現代新書ではこれまでに2670タイトル以上の新書を刊行しています。

一番印象に残っている仕事時代に合わせて変化し続ける重要性

コロナ禍で現場に行くことができなくなったNHKスペシャル取材班が「OSINT(オープン・ソース・インテリジェンス)」というデジタル調査の手法を用いて、ミャンマーで起きた「真実」を突き止めていくまでの経緯を記録した『NHKスペシャル取材班、「デジタルハンター」になる』という本を担当しました。SNSに投稿された1枚の写真やその位置情報から謎を解いていくさまは鮮やかです。靴底をすり減らし、直接人々の話を聞くという伝統メディアの強みが活かせない状況下で、さまざまなツールの使い方を学び、新しい報道のあり方を模索する——その姿は、時代に合わせて変化することの重要性を教えてくれます。

コロナ時代ということもあり一度も著者に会わずに書籍が誕生しました。

とある1日の働き方

  • 起床

  • 自宅でメールチェック、資料を読む。

    終日あるいは半日リモートワークということも多いので、快適に仕事ができる環境を整えています。
  • 出社。担当する新刊のカバー・帯の仕上がりをチェック。

    思い描いた色やデザインになっているか、色校で丁寧に見ていきます。
  • 現代新書webにアップする記事を編集・入稿する。

  • 原稿やゲラを読む。

  • 帰宅。夕食。読書など自由時間。

INTERVIEW

  1. Q5 1週間のだいたいの流れ

    月末は校了時期のため忙しくなります。それ以外の時期は、本を読んだり人に会ったりして企画を作るための時間に充てています。土日はしっかり休めます。

  2. Q6 オフの日の過ごし方

    公園を散歩したり、喫茶店で読書をしたり、音楽ライブに行ったり、展示を見に行ったりします。

    ラッパー・Awichさんの日本武道館公演に行きました。
  3. Q7 今、おすすめの作品

    『他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学』/磯野真穂(集英社新書)長生きが濃い人生なのか。人生の時間や評価のあり方が一つではないことを教えてくれます。

  4. MESSAGE for YOU〜就職活動中の方へ〜

    自分がおもしろいと思うことや好きだと感じることを突き詰めてみてください。そこから本当にやりたいことが見えてくるかもしれません。

WHAT’s MY JOB?講談社のお仕事図鑑

編集

編集

学芸・学術

講談社現代新書、ブルーバックス、学術文庫など、さまざまな読者層に向けた新書・学術書レーベルや、ノンフィクションの単行本の編集を行います。