作品の魅力を最大化して、読者に届ける

  • 文芸・ライトノベル

作品の魅力を最大化して、読者に届ける

  • 文芸・ライトノベル
  • 職 種
    編集 -つくる-
  • 所属部署
    文芸第二出版部 小説現代チーム
  • 社 歴
    講談社文庫出版部→文芸第二出版部 小説現代チーム
  • 入社年度
    2019年入社

INTERVIEW

  1. Q1 学生時代はどんなことをしていましたか?

    自分の興味の赴くままに行動していました。本や映画が大好きなので、気になったものは寝食を忘れて片っ端から読んで観て。本場のうどんは違うのかな、と突然思い立ち、香川県までバスで食べに行ったことも。

  2. Q2 どうして講談社を選びましたか?

    遊び心のある会社だから! 就活をしていた当時、811万円で講談社の電子コミック2万点近くをセットで売る「夢箱」という企画を見て、衝撃を受けました。「ここなら一生飽きずに楽しく働ける!」とビビッときたのを覚えています。

  3. Q3 講談社はどんな会社だと思いますか?

    挑戦させてくれる会社です。レーベルの中でほぼ初のジャンルの企画を出した時に、「あなたのセンスを信じる」と挑戦させてくれたのは忘れられません。挑戦を評価してくれるので、失敗を全く怖がらずに取り組めます。

  4. Q4 今、どんな仕事をしていますか?

    月刊誌の「小説現代」の編集と、書籍の編集をしています。作家さんとの作品づくりが仕事の基本。どんな作品を書いていただくか、一から相談します。原稿をいただいてからも、最初から「完璧!」というものは僅か。「こうすればもっと面白くなりそう」とご提案をし、わかりにくい部分や矛盾を整えていただく作業を重ねます。ここに1年以上かかることも。原稿が完成してからは入稿作業や校閲とのやり取り、装丁の方向性を考えてデザイナーさんやイラストレーターさんに発注し、どんな宣伝をするか考え……。雑誌はインタビューや企画ものの読み物記事も多いです。細々した作業が多いので、実はスケジュール管理が命。私はずぼらなので、いつも必死です。

カバーと帯の色校です。綺麗に色は出ているか、ISBNコードや価格に間違いがないかなど、しっかり確認します。

一番印象に残っている仕事「爆弾」級に面白かった、コラボ号!

呉勝浩さんの『爆弾』とQuizKnockさんのコラボが実現した「小説現代」2022年3月号です。『爆弾』は初稿アップの時に先輩から引き継ぎ(と言いつつ、結局最後まで助けてくださいました)、議論をぶつけ合いながら改稿。校了ギリギリの時期にどうしても結末の一部分が気になってしまい、大晦日の夕方までZoomで打ち合わせをしました。全編公開される特集号を最高のものにすべく、作中に登場する爆弾の在り処をクイズで教える男にちなんで、QuizKnockさんにコラボをお願いしました。河村・拓哉さん、須貝駿貴さんのお二人とも、『爆弾』を新しい視点から読み解いてくださったのが印象的です。この号は創刊史上2度目の完売を記録したこともあり、忘れられない仕事になりました。

コラボ号と、書籍化された『爆弾』。読むといろんな感情が爆発する作品です。

とある1日の働き方

  • 起床。朝が弱いので、ここから2時間強ドラマやYouTubeを見て、じっくり目を覚まします……。

  • ようやく目が覚めるので、メールチェックやオンラインの打ち合わせを開始。

  • 出社。色校が届いているとテンションが上がります。

    校閲や著者からの赤字を反映して、印刷所に戻すゲラ作業。最近はiPadで進行できるので便利です。
  • 作家と新作の打ち合わせ。

    作家と打ち合わせ。真面目に話しているように見えて、実はどうやったらそれっぽい写真になるか模索中。
  • いただいた原稿を読む。

  • メールチェックや、各種申請など細々した事務作業。スケジュールのチェックなど。

  • 本の帯やあらすじのたたき台をぼんやり考えながら帰宅。帰ったらゆっくり本を読んだりしています。

INTERVIEW

  1. Q5 1週間のだいたいの流れ

    ルーティンワークがほとんどないので、日々タスクを整理して、それに合わせて動いています。毎月の「小説現代」の校了時期はやることがドカンと増えるので忙しく、校了が終わると、ひと息ついて新しく声をかけたい作家の本を読んだりします。

  2. Q6 オフの日の過ごし方

    ゲームと動画三昧。自粛期間にマリオカート実況にハマってからは、配信を見ながら全く違うゲームをプレイしたりしています。映画や本、舞台も変わらず好きですが、学生時代に比べて意識的に流行っているものに触れるようになりました。

    次の休みに友人とやる予定の『バイオハザード RE:3』。楽しみで棚に飾っているのですが、夜に見ると怖いです。
  3. Q7 今、おすすめの作品

    舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』/〔オリジナルストーリー〕 J.K. ローリング「舞台ってここまでできるんだ!」と驚き、感激した作品。あの魔法の演出は一見の価値ありです。

  4. MESSAGE for YOU〜就職活動中の方へ〜

    就活は重要なことですが、長い目で見れば必ずしも人生を左右するものではありません。あまり構えすぎず、気楽に臨むのが一番です。あなたの「素」を評価してくれる会社は、必ずどこかにあります。頑張ってください!

WHAT’s MY JOB?講談社のお仕事図鑑

編集

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「群像」「小説現代」などの文芸誌のほか、講談社文庫、講談社文芸文庫、講談社ノベルス、講談社BOX、講談社ラノベ文庫などの文芸全般の単行本の編集を行います。