幼児・児童
女の子をときめかせたい!
第二出版部(児童図書編集チーム)
2009年入社/社歴:新企画出版→アミューズメント出版→児童図書
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どんな学生時代だった?
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学内雑誌をつくったり、演劇サークルにハマりました。「面白い人の話を聞く喜び」「才能ある人と一緒に雑誌や演劇をつくりあげることへの興奮」は、今の仕事にも通じるものがあります。
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講談社を選んだ理由
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講談社の「なんでもあり感」「スケールの大きさ」に惹かれました。ここだったら何でもできる!という確信は当たっていたと思います。
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講談社ってどんな会社?
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講談社から出ている出版物やコンテンツをご覧頂くと感じられると思いますが、本当に一人ひとりの関心、興味から生まれている多様さが最大の魅力だと思います。社員のやりたいことを尊重してくれて、自由に仕事ができる環境に恵まれています。
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わたしの仕事
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小学生の女の子に大人気の作家、あんびるやすこ先生の作品たちは、女の子に元気や勇気をあたえるパワーにあふれています。ぜひ講談社でも書いて頂きたいとアタック! 願いがかない「ムーンヒルズ魔法宝石店」というシリーズがはじまり、1年になります。市場リサーチ、物語、デザイン、付録の検討、掲載するアクセサリーのレシピ試作、そして、店頭で一番華やかに見せるための販売台デザイン、PR動画の作成などなど……さまざまなことを先生と一緒に考えてきました。
先生と私がいつも一番大事にしていることは‶どうしたらもっと読者に喜んでもらえるか”です。細部にいたるまで、つめてつめてつめていきます。この‶もっと”に終わりがないのが、一番のやりがいです!
●担当作品やプロジェクト
一番印象に残っている仕事
「人間というのは言葉を食べて生きているのだと改めて思った。」坂本龍一
2011年3月11日、東日本大震災で電車が止まり、自宅まで徒歩で帰宅した夜のことです。福島の実家と連絡をとりながら、私は悶々としていました。そんなとき、地震発生からまもなく<#prayforjapan>というハッシュタグで、海外の人たちが英語、フランス語、韓国語、アラビア語などで、「日本のために祈る」多くのメッセージや画像を寄せていることを知りました。そして、それらをWEBサイト(http://prayforjapan.jp/)にまとめて、さらに広げている、当時慶應義塾大学学生の鶴田浩之さんの行動の速さに驚きました。
「ぜひこのメッセージをもっと届けたい!」 そう思って鶴田さんに連絡をとり、同じ編集部の桜井紀美子さんとすぐに編集作業にとりかかり『PRAY FOR JAPAN 3.11 世界中が祈りはじめた日』を刊行しました。今では、10ヵ国語に翻訳され、学校教材としても使用されています。この本に、坂本龍一さんが「人間というのは言葉を食べて生きているのだと改めて思った。」という言葉を寄せて下さいました。とある1日の働き方
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起床。掃除。食事の準備。夕食の一品もつくっておきます。メールは、できるだけ朝に返すようにしています。もう少し早く起きて、ゲラを読んだり、英語の勉強をすることも。
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5歳の子どもを保育園に送り、会社に向かいます。子どもが虫探しをしながら行くので、なかなか前に進みません! 素直な好奇心にパワーをもらいます。
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出社。作家さんや画家さんに電話して、原稿の感想や内容の詳細について、相談をします。販売部や宣伝部、業務部や印刷所の担当者と打ち合わせをして、販売、宣伝施策を相談したり、使用する紙や本の仕様について話し合います。
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部署の先輩が、会社の海外研修制度で8月~11月までミュンヘンとNYへ。優しい部長がランチ壮行会を開いてくれました。
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装丁家さんと打ち合わせ。
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本の宣伝動画について、スタイリストさんと打ち合わせ。
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日比谷の日生劇場で『あらしのよるに』が音楽劇として上演され、作家のきむらゆういち先生のサイン会のお手伝い。
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きむらゆういち先生と今後の『あらしのよるに』の展開について打ち合わせ。
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帰宅
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子どもに絵本や童話を3冊ぐらい読み聞かせしたり、工作やデザートづくりしたりして、寝かしつけます。(子どものお迎えがあるときは、17時半に会社を出ます)
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メールの返事や資料を読んだりして、就寝。
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1週間のだいたいの流れ
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編集作業に集中する日は一日中会社にいたり、打合せや取材、出張などで一日中外にいる日もあります。毎日仕事内容が違うのが、この仕事の魅力の一つだと思います。
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オフの日の過ごし方
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週末は、息子の好きな虫捕り、川遊び、魚釣りに出かけています。息子の友達が家に来ると夢中になるのが、ベストセラーになっている「おばけずかん」シリーズ(斉藤洋/作、宮本えつよし/絵)。多くの子どもたちは自分でオリジナルのおばけのお話をつくりだします。面白くて、おすすめです!
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今、おススメの作品!
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『あらしのよるに』作・きむらゆういち/絵・あべ弘士 (講談社)
中学生のときに読んで、絵本でこんなことができるのかっ! と感動した作品。まさか自分が『あらしのよるに』の担当になって、関連書籍を編集することになるとは、夢にも思いませんでした。『あらしのよるに』はアニメ化、映画化、歌舞伎化され、海外にも広がっています。素晴らしい作品をどう次の世代にも伝えていくか──ロングセラーの多い子どもの本の編集者の大切な仕事です。
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就職活動中の方へメッセージ
エントリーシートを書きながら自分と向き合ったり、面接で面白い人と話したり……、新発見がたくさんあると思います。自分を信じて、ぜひ楽しんでください!