コミック(男性向け)
感動を探して、纂(あつ)めて、届ける。
週刊少年マガジン編集部
2016年入社/社歴:週刊少年マガジン編集部
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どんな学生時代だった?
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良くも悪くも、とにかく遊び呆けていました。渓谷で断崖絶壁を登攀(とうはん)したり、南西諸島で虫を採ったり、即売会で同人誌を漁ってみたり。どうしたら自分がもっと楽しく生きていけるのか、そればかり考えて日々を送っていた気がします。
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講談社を選んだ理由
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出会った人が圧倒的に魅力的でした! 学生時代、趣味や遊びに没頭する中で多くの方々と知り合う機会を得たのですが、中でも講談社に勤める人たちが群を抜いてカッコ良く見えたのを覚えています。
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講談社ってどんな会社?
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あらゆる意味でキャパの広い会社だと思います。扱う仕事を始めとして、働き方や服装、果ては生き方のスタンスまで、幅広く受け止めてくれる土壌があります。「おもしろくて、ためになる」なら、大体何をしても大丈夫! 最高の会社です。
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わたしの仕事
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「これは凄い……! なんて素晴らしいものを見つけてしまったんだ……!!」日々を過ごす中で、そんなことを思ったりしませんか? 漫画編集者は、その気持ちをそのまま仕事にぶつけられる職業です。
ネットで凄い才能を持った作家さんを見つけたら、すぐに連載を目指して連絡することもできますし、面白いと思った映画や小説があればパッと漫画化を提案することもできます。それは持ち込みの作家さんと会うときも、新人賞の原稿を読むときも同じです。自分の感動をその日のうちに仕事に繫げられるというのは、この職業の大きな魅力だと思います。
加えて、漫画編集者は本当に多種多様な仕事に関われる職業でもあります。他社のメディアと提携して話題になりそうな宣伝企画を立てたり、アニメの構成やキャラクターの声優を考えたり、楽しいことが尽きません!
●担当作品やプロジェクト
一番印象に残っている仕事
自分の「好き」が「仕事」に繫がった瞬間。
作家さんと漫画を作って連載を始めることは、漫画編集者にとって一番の喜びであり最大の仕事です。
私が初めてその瞬間に立ち会えたのは、幸運にも編集部に配属されて1年足らずのことでした。学生の頃から追いかけていた同人作家の方と打ち合わせを重ね、提出したネーム*を編集長に「面白い! 」と言ってもらえた時、自分が好きだったものを仕事にできた喜びを心の底から感じることができました。
その作品の面白さは、雑誌やWEBを通して世界に広がり、今や累計80万部を超えようとしています。自分の感動がこんなにも多くの人に届いている、という実感はとてつもなく嬉しいものです。これから何度もその喜びを味わえることを思うと、やっぱりこの仕事はやめられません!
とある1日の働き方
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起床。近所のベーカリーなどに寄りつつ、歩いて会社へ。
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出社。メールの返信など、たまった事務仕事を済ませます。
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連載作家さんと次話の内容の打ち合わせ。
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入稿作業。セリフのサイズや書体、アオリ*を指定します。
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新人作家さんと連載獲得に向けて打ち合わせ。
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業務終了。あとは皆でアニメを観たり、漫画を読んだり。
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帰宅。お気に入りのサイト巡回などをしつつ、就寝します。
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1週間のだいたいの流れ
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基本的に月曜~火曜は打ち合わせ、水曜~木曜は入稿、金曜は校了といったペースで「週刊少年マガジン」や「マガポケ」の仕事をこなしています。その合間に月刊誌である「別冊少年マガジン」の作業を進めたりして、一週間が終わります。
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オフの日の過ごし方
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週末はいつも旅行三昧です。編集者は忙しくてプライベートの時間が少ないと思われがちですが、なんだかんだ皆それぞれの趣味を楽しんでいます。
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今、おススメの作品!
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『調べる技術・書く技術』野村 進(講談社現代新書)
編集者にとって非常に大切な、物を調べ、分析し、表現するためのヒントが詰まっています。引用作品も面白いです。
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就職活動中の方へメッセージ
「おもしろい」と感じることは、毎日を生きていく上で最も大切なことだと思います。あなたの思う「おもしろい」が本物ならば、他のことなんて全て些事(さじ)! 自分を信じて突き進んでください!!