ノンフィクション・ジャーナリズム
報道・芸能
取材をして、
記事を書く
週刊現代編集部 兼 現代ビジネス事業部
2016年入社ヤングマガジン → 週刊現代 → 週刊現代/現代ビジネス
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どんな学生時代だった?
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中学・高校の6年間は水球というスポーツに打ち込んでいました。大学入学後は学生映画を撮ったり、競馬や麻雀に熱を上げたりしていました。大きなことを成し遂げてはいませんが、とても充実した学生生活を過ごしたと思います。
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どうして講談社を選びましたか?
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男性週刊誌だけでなく、写真週刊誌やコミック誌・ファッション誌・児童文学・動画事業など多岐にわたるジャンルに取り組んでいることが魅力的だったから。話が面白い社員が多かったのも理由のひとつです。
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講談社はどんな会社だと思いますか?
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どんなことだろうと、みんなで知恵を出し合って面白くしてしまう会社だと思います。若手だろうがベテランだろうが、「おもしろくて、ためになる」なら失敗だってしてもいい空気があることは励みになります。
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今、どんな仕事をしていますか?
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毎週、取材をして記事を書いています。まず、週初めの企画会議で担当する記事が決まったら、書籍や過去の雑誌記事を集めて読み込み、テーマの概要を把握しつつ、編集者自身と専属の記者とで取材先を割り振ります。数日間取材を続けたのち、集まってきた取材データをもとに原稿を書き上げます。政治・経済から芸能・スポーツまで、扱うジャンルは多岐にわたるので飽きることがありません。
また、現代ビジネスの企画会議にも週1で参加します。ここでは、月間PVがどれくらいか、どんな記事がバズっているか部員同士で共有しています。
記事には、それぞれ色んな作り方があるのが醍醐味です。誰に話を聞くべきか、その人にはどんなことを聞くのか、一番面白い話をどこに持ってくるのか、記事を通して読者に何を伝えたいのか、最後まで読んでもらうためにはどんな工夫をしたらいいのか……。正解がないだけに難しい仕事ですが、やりがいはあります。
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●担当作品やプロジェクト
- 「銀行渉外担当 竹中治夫」
(週刊現代で担当していた漫画)
一番印象に残っている仕事
「日本の歴史をつくっていきたい」——。2019年、ラグビーワールドカップでスコットランド戦に勝利した後、日本代表のリーチ・マイケル主将が放った一言です。当時、私はラグビーの記事を書くために、すべての予選会場に足を運んで取材をしていました。その中で、特に印象に残ったのがこのシーンです。この意気込みを表明したときの彼の表情や仕草、話し方は言葉以上にグッとくるものがありました。一言でいえば、「撰ばれてあることの/恍惚と不安と/二つわれにあり」。どうにかして、この発言のウラにある雰囲気やドラマも伝えたいと思い、取材にも力が入った記憶があります。現場に行かなければ、わからないこともある。そう確信した印象的な仕事でした。
とある1日の働き方
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出社。考えてきた企画を紙に書き込む。
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企画会議。
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原稿料の精算など事務手続き。
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上長が会議している間に昼食。
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本誌で連載中の漫画家さんと打ち合わせ。
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企画の準備で調べ物。
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四谷で新聞記者と会合。
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帰宅。企画の詳細を考えつつ就寝。
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1週間のだいたいの流れ
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金曜日に自分の担当記事が決まったら、火曜日まで取材を進めつつ、どうやって原稿を作るか考えます。そして、水曜日に原稿を書いて上長のチェックを通ったら入稿。木曜日に校了してようやく一息つきます。
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ウィズコロナの働き方
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対面取材をする機会が減りました。その場合、電話やWeb会議ツール「Zoom」での取材となります。編集部にいなければいけない事情がない限りは、自宅や喫茶店でテレワークをすることもあります。
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今、おすすめの作品
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『風雲児たち』
みなもと太郎(リイド社)
勉強ギライな人でも楽しめる歴史大河ギャグ漫画。膨大な巻数がありますが、コロナ禍の「巣ごもり読書」にうってつけです。
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オフの日の過ごし方
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なかなか運動をする機会がないため、休みは外に出て体を動かすようにしています。釣り、登山、ゴルフ、水泳、キャンプなど色んなことをしていますが飽き性なのでどれも続きません。最近ハマッているのはバスケです。
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就職活動中の方へメッセージ
難しいですが、緊張しないことが大事だと思います。面接官がいちばん知りたいのは、学生時代の実績でも読書量でもなく、あなたのキャラクターです。面接前に屈伸でもして、リラックスして臨んでください。
WHAT’s MY JOB?講談社のお仕事図鑑
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「週刊現代」「FRIDAY」などのジャーナリズム誌および「現代ビジネス」「ゲキサカ」などのウェブメディアの編集を行います。写真集も多く手掛けています。
また、学芸・学術部門では、講談社現代新書、ブルーバックス、講談社選書メチエ、講談社学術文庫など各シリーズ、その他ノンフィクション全般の単行本の編集を行います。