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国際ライツ事業部

2004年入社社歴:雑誌販売部 → ブランドビジネス推進部 → 新事業営業部 → 
ライツ企画部/ライツ事業部 → 人事部 → 国際ライツ事業部

  1. Question 1

    学生時代はどんなことをしていましたか?

    バイトをして、スロットをして、少しお金が貯まったらバックパックを担いで1ヵ月くらい海外に行く。その繰り返しでした。自慢できるようなことはできませんでした。

  2. Question 2

    どうして講談社を選びましたか?

    アニメ『AKIRA』をつくった出版社だったから。そして、日本のコンテンツを世界へ届ける仕事って面白そう、と思ったから。今年、17年かけて当時の志望部署に来ました。

  3. Question 3

    講談社はどんな会社だと思いますか?

    懐の深い会社。そして社員に優しい。会社員としては限りなく恵まれていると思います。ただ、未開拓・未整備な部分も多い。だからこそ変化し続けていくのでしょう。

  4. Question 4

    今、どんな仕事をしていますか?

    国際ライツ事業部は講談社のグローバル展開を担う基幹部署として、当社から出版される珠玉の作品・コンテンツを世界中に届けています。とはいっても国によって言語や文化が違うため、その国々の取引先に対し、翻訳出版や映像化する権利を許諾(ライセンス)して展開することがほとんどです。

    僕はこの部署で、コミックや小説を海外で実写化・舞台化する仕事をしています。取引先は、日本の原作に興味を持つ欧米や中国・韓国など全世界の映像会社やプロデューサー。原作者から著作権管理の委託を受け、ライセンス交渉をして契約を締結します。NetflixやAmazonなど、グローバルに映像作品を配信する会社とのパートナーシップも深まっています。

    なお、講談社はエージェントを介さず、直接現地の取引先とやり取りをすることが大きな特徴。原作者/編集部とライセンシーとの間に立つライツ担当は、その国の市場や風習を理解し、両者の想いをしっかりと繋ぎ合わせることが大切です。

『AKIRA』や『進撃の巨人』のハリウッド実写版も進行中。
さあ、いつできるのか?!

JOB
一番印象に残っている仕事

地球の反対側にもファンはいる!

国内ライツ時代の話ですが、劇場アニメ『BLAME!』の制作発表のため、原作者・弐瓶勉さんらと一緒にブラジル・サンパウロのコミコンに行く機会をいただきました。発表会の会場キャパは1000名。日本から遠く離れたこの地で、ニッチな日本のマンガやアニメに興味のある人がどれだけいるのか、果たして会場に来てくれるのか、不安でたまりませんでした。

当日、先生たちとともにステージに上がると、なんと立ち見の方までいる大歓迎ぶり。自分の関わった作品を通じて、地球の反対側でもたくさんのファンと出会えたことに、この上ない喜びを感じた瞬間でした。

コミコン(Comic-con)はアメコミを中心としたポップカルチャーの祭典。発祥地・サンディエゴの現場の熱気も物凄かったです。

TIME TABLE
とある一日の働き方

  • 娘を幼稚園に見送って一旦帰宅。勤務開始。

  • 韓国の制作会社とオンライン打ち合わせ。

    狭いマンションの一角を在宅勤務スペースに。打ち合わせには小さな息子(右下)が時々登場します。
  • 出社。他部署の若手社員と一緒にランチ。

  • 部会。対面でもオンラインでも参加可能。

  • 翻訳アプリを駆使して英文契約書のチェック。

  • 中国の映像会社とオンライン打ち合わせ。

    現在、映像化チームは3名。デスクから直接話すことも多く、相手が誰かはまるわかり。
  • 海外映画通の知人と一杯飲みながら情報収集。

  • 帰宅。子どもが寝たら、英語の勉強。


  1. Question 5

    1週間のだいたいの流れ

    ルーティンワークはなく毎日違う仕事をしていますが、土日休みの規則正しい生活をしています。ただ、本来は海外出張も多い国際ライツ。早くコロナ禍が落ち着き、直接現地に足を運びたいところです。

  2. Question 6

    ウィズコロナの働き方

    出社するかリモートで働くかは個人の判断で決められます。部署の出社率は50%ほど。ただ、コミュニケーションが主体の仕事なので、会社のほうが業務効率はいいかもしれません。

  3. Question 7

    今、おすすめの作品

    BLUE GIANT』 石塚真一(小学館)
    今、僕が就活中だったら面接前に必ず読んでいると思う。熱意は人を動かすのです。

  4. Question 8

    オフの日の過ごし方

    1ヵ月に一度は山梨の実家に帰り、農作業をします。そして、子どもと一緒に野山で遊びます。

お米の収穫は田植えから4〜5ヵ月後。一方、映像作品は問い合わせから公開まで何年もかかります。

就職活動中の方へメッセージ

就職は人生のゴールではありません。いろんな人と会って自分の可能性を広げ、最終的には「直感」を信じてみてください。失敗したと思っても、面白い未来が待っているはずです。