紙もデジタルも――
広がり続ける翻訳出版

  • 国内・国際ライツ
  • 海外出版

戸田 日奈子TODA HINAKO

  • 職種
    営 業 - 届ける-
  • 所属部署
    国際ライツ事業部(コミックユニット)
  • 社歴
    国際ライツ事業部(コミックユニット)
  • 入社年度
    2022年入社

Interview

  1. Q1 学生時代はどんなことをしていましたか?

    国際私法を専攻しており、海外で開催される模擬仲裁大会に出場するべく、チームメイトと頭をひねっていました。途中からコロナ禍に見舞われてしまいましたが、東京五輪のバイトなど、今しかできないことをしたいという気持ちが強かったです。

  2. Q2 どうして講談社を選びましたか?

    高校時代に留学した際、現地の友人と仲良くなったきっかけが漫画やアニメで、海外から買えないもの・読めないものが数多くあるにもかかわらず、熱いファンがたくさんいることに驚いた原体験が、講談社を選んだ決め手でした。

  3. Q3 講談社はどんな会社だと思いますか?

    現場の意見を非常に大切にする、ボトムアップのカルチャーが強い会社だと思います。「何がしたいか」を常に尊重してもらえるため、若手でも関係なく、様々な経験を積むことができます。

  4. Q4 今、どんな仕事をしていますか?

    ライツ・メディアビジネス本部は、講談社作品の様々な活用を通して、作品売上増および二次利用収入拡大を目指す部門ですが、その中でも、国際ライツ事業部は書籍・コミック・雑誌の翻訳出版を扱う部署です。
    私は、メキシコ・アルゼンチン・タイ向けのコミック翻訳出版のライセンシング営業と、自社媒体に向けた英語版制作を担当しています。ライセンシングでは、講談社作品の翻訳版を現地出版社で制作いただくべく、作品紹介や契約進行のほか、販促物の監修などもしています。制作業務では、「K MANGA」という講談社が北米向けに直接運用する漫画アプリ/Webサービスに掲載するための、英語版の翻訳制作の進行管理をしています。

動画で仕事内容をチェック!

中南米出張の際に、アルゼンチンの「世界一美しい書店」にて、自身で契約を取りまとめた作品を発見し、記念撮影。

担当作品・プロジェクト

一番印象に残っている
仕事

K MANGAのローンチ時期の制作進行

K MANGAの立ち上げに運用・進行をブラッシュアップしていく立場で関われたことです。
北米向け漫画サービスであるK MANGAは、2023年5月10日にローンチされました。翻訳制作チームは、ローンチ当初掲載の430作品の英語版ファイルを取り揃えるほか、サイマル連載70作品を安定的に運用する必要がありました。サイマル連載とは、日本における配信日と同じ日に英語版も配信することで、海賊版への対策の意味も含め、非常に重要なサービスです。ただ、英語版ファイルを制作する期間が非常に限られてしまうため、翻訳会社・英語版校正者・製版所・編集部との緻密な連携が必要となります。このサイマル連載の本数を更に増やすため、諸所の運用を見直し、現在100作品近くに増やすことができました。

K MANGA(WEB版)のホーム画面。英語版タイトル・ロゴ・紹介文等についても制作チームで行う。https://kmanga.kodansha.com/

とある1日の働き方

  • 起床。さっくり朝ご飯を食べて会社に向かいます。

  • 出社。時差の関係から、夜の間にライセンシーからのメールが来ていることが多いため、たまっているメールに返信します。 海外取引先から様々なお土産をいただき、机周りには常に様々な国のお菓子がストックされています。

  • 海外ライセンシーの来客に対応。アルゼンチンの出版社の方との会食。現地の市況を伺ったり、おすすめの講談社作品を紹介したりします。

  • ランチ会食

  • K MANGA定例会議。新しく制作を開始する作品のラインナップ等を議論します。

  • デスクに戻り、資料作成や契約業務など。

  • ライツ・メディアビジネス本部の同期とご飯! 会社の同期や先輩とご飯を食べるときは、神楽坂が多いです。この日は韓国居酒屋でした。

  1. Q5 1週間のだいたいの流れ

    私は営業と制作双方を担当しているため、それぞれの会議や打ち合わせに出るので出社が多めですが、午前中は在宅勤務にするなどバランスを取っています。急ぎの案件を戻しつつ、細々とした課題解決を図っていると、あっという間に1週間が過ぎます。

  2. Q6 オフの日の過ごし方

    海外・国内問わず、旅行が大好きです! 国内旅行だと、「日本秘湯を守る会」の温泉宿をちまちまと巡っており、既に10軒ほど訪問しました。コロナで行けなかったぶん、海外にもどんどん行きたいです!

    2022年秋に海外旅行が解禁された瞬間、考えうる対策をすべてしたうえで、1人で弾丸韓国旅行に行ってきました。海外旅行に行けない期間が長すぎてほとんど禁断症状が出かけていました。
  3. Q7 今、おすすめの作品

    『モノノ怪』/中村健治​
    留学中に現地の友人にすすめられた作品。外国のアニメファンの裾野の広さに驚きました! 新作映画もありますし、是非!

MESSAGE for YOU

就職活動中はどんな業界のどんな人にも話を聞きに行くことができる特別な期間だと思います。ご自身のあらゆる可能性を消さずに一旦テーブルにのせて、どんどん色々な場所に足を運んでみてください!

※2024年7月に取材した内容です。

営業

国内・国際ライツ

海外出版

雑誌、書籍、コミックの出版権を海外の出版社にライセンスする際の窓口として、契約交渉や海外での販促施策の提案などを行います。海外における映像化の窓口や、講談社が海外販売の窓口を持つ映像作品のライセンス等も行います。