「めっちゃ面白い!」漫画家さんとの日々!

廣谷 聡SATORU HIROTANI

  • 編集
  • コミック

「めっちゃ面白い!」漫画家さんとの日々!

廣谷 聡SATORU HIROTANI

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  • 職 種
    編 集 -つくる-
  • 所属部署
    モーニング編集部
  • 社 歴
    モーニング編集部
  • 入社年度
    2018年入社

INTERVIEW 01

  1. Q1 学生時代はどんなことをしていましたか?

    どこでもいいから行ったことのないところに行きたくて、奨学金とバイト代を貯めて、よく海外に行っていました。貧乏旅行を繰り返して、「ひどい宿」「腹痛」「悪い人」にも慣れました。おすすめはスリランカです!

  2. Q2 どうして講談社を選びましたか?

    面接官も人事部も楽しげな人が多かったからです。
    業界研究や企業研究をあまりしていなかったので、あくまでも感覚ですが。僕や他の内定者の人の話を面白がってくれる感じが楽しかった気がします。
    でも一番の理由は講談社しか内定がなかったからです!

  3. Q3 講談社はどんな会社だと思いますか?

    おとなしい草食獣から大型肉食獣、そして珍獣まで、いろんな種類の動物がいる森みたいな会社だと思います! 探検すればどこかに自分と仲良くなれる人がいますし、正反対の人間でも『ズートピア』的な関係が築けるかもしれません(笑)

  4. Q4 今、どんな仕事をしていますか?

    作家さんと話していると「うわ! やばい! めっちゃ面白い!」と思うことがあります。それを独り占めしないで、多くの人に伝わるように工夫するのが僕たちの仕事だと思います。そのために、入稿、校了、単行本制作作業、宣伝物制作、記事作り、アニメ化・実写化ミーティングなど、多くの業務をおこなっています。いざ形になった作品に対して、読者の方がどんな反応をしてくれるのかを見る瞬間が、一番ドキドキして、この仕事の楽しいところだと思います!
    また、何かを面白がるためには、知識や目線をたくさん持っていないといけないので、日々、いろんなものを見たり聞いたりして、「何が面白かったのか」「逆に何がつまらなかったのか」を考えるようにしています。

この作品は、原作者さんと「アダルトビデオ撮影を見てみたい」という話をしていたところから生まれました。

一番印象に残っている仕事「才能」と向き合うということ

配属2年目の終わりにあらゐけいいちさんの『C I T Y』を引き継ぎ、連載終了まで一人で担当したのが一番印象に残っています。まず勉強になったのはお話の作り方。ショートコメディでは、毎回ワンアイディアが重要になります。そのアイディアが出るまで、毎回、最近の見た映画、聞いたラジオ、好きな音楽などについてひたすら雑談をします。あらゐさんが「それ面白い!」「いけるわ!」となるまで続けるので、30分で終わることもあれば、一度で終わらず休日に打ち合わせをすることもあり、当時ストーリー漫画しか担当していなかった僕には衝撃でした。

またあらゐさんとの作品作りは「作家さんと付き合うということ」の理解を深めてくれました。締め切り間近で話を全部ボツにしたり、動画用の音楽を作ってみて! と言われたり、割と無茶なこともありましたが、出来上がるのは打ち合わせで出た「ワンアイディア」からはとても想像できない話になっていて毎回感動し、苦労してでもこれをみんなに見てもらいたいと思うようになりました。「才能」との向き合い方について多く学ばせてもらったなと思います。
ちなみにあらゐさんとは連載終了後の今でも仲良くさせてもらっていて、いつかまた一緒に作品を作るのが僕の密かな夢になっています!

『CITY』はたくさんのキャラクターが出てくる群像劇なので、整合性が取れているかどうか何度も既刊を読み返します!

とある1日の働き方

  • 夜の間に来たメールの返信と、昨日「明日の自分」を信じて積み残した仕事をします。

  • 出社。新人さんや連載作家さんとリモートで打ち合わせ。

  • 作品の校了作業。校了紙を作って校了担当者に「表現の誤り」などを精査してもらいます。

    ちょっと大人な内容の作品は、アプリ版だと過激な表現ができないため、細かく赤字・青字を入れて修整します。ウェブ上で校了ができるようになったので、便利です!
  • 社外で作家さんと新連載の打ち合わせ。

    よく行く日暮里のルノアール。打ち合わせは雑談が長くなることも多々ありますが、小さな話題がアイディアになることもあるので、時間をかけます。
  • 帰宅。テレビを見ながら夕食。

  • メールを返したりして、業務終了。

  • 余力があればドラマか映画を見てから就寝。

INTERVIEW 02

  1. Q5 1週間のだいたいの流れ

    打ち合わせ、入稿・校了、会議などで、結構ずっとバタバタしていてすぐに時間が過ぎます。ただ「昨日遅かったから今日は途中まで在宅に」など割と自由度は高いです。緊急の仕事、イベントなどがなければ、土日にしっかり休むことも可能かと思います。

  2. Q6 オフの日の過ごし方

    映画、ギター、サウナ、とんかつ食べ歩きなど、趣味がたくさんあるのですが、ちょっと長めに休めるとわかったら、やっぱり海外に行きます。「仕事を完全に忘れて……」とまでは言えないですが、全く違う景色のところに行くとアガります!

    今年行った、中央アジア旅行の写真。激ヨワのWi-Fiに乗って仕事のメールが来ないことを祈りながら、タジキスタンの大地を眺めました!
  3. Q7 今、おすすめの作品

    『レッド・ロケット』/ショーン・ベイカー監督落ちぶれたポルノ俳優が故郷に帰って、再起を夢見るお話。アメリカの田舎の「貧困」と「行き止まり感」の演出が最高です。そしてなんと言っても、主人公を筆頭にとにかく登場人物がダメ人間だらけなのが面白い!

  4. MESSAGE for YOU〜就職活動中の方へ〜

    とにかくまずは自分の好きなもの、面白いと思うものを大事にして、みんなに伝わるように言葉にしてほしいと思います!僕は面接で「乃木坂46」の話をし続けました!
    あと、筆記試験の勉強は必ずしたほうがいいと思います(笑)。

WHAT’s MY JOB?講談社のお仕事図鑑

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