新入社員匿名座談会｜FEATURES｜講談社2025年度定期採用[「好き」で世界を彩る仕事]

2023年度入社の新入社員27名(キャリア採用入社は除く)に対し、
入社半年を経たタイミングで無記名アンケートを実施！
さらに今年度はその結果について５名の社員で匿名座談会を開催しました。
講談社で働く新入社員の生の声をお届けします！

入社データ

入社年度	新入社員数	配属先職種
2023年度	27名（男性11名、女性16名）	編集17名、営業８名、校閲２名
2022年度	23名（男性11名女性12名）	編集15名、営業６名、校閲２名
2021年度	21名（男性11名女性10名）	編集15名、営業５名、校閲１名

入社年度	2023年度
新入社員数	27名（男性11名、女性16名）
配属先職種	編集17名、営業８名、校閲２名
入社年度	2022年度
新入社員数	23名（男性11名女性12名）
配属先職種	編集15名、営業６名、校閲２名
入社年度	2021年度
新入社員数	21名（男性11名女性10名）
配属先職種	編集15名、営業５名、校閲１名

2018年度以降、講談社は総合採用をしていますので、配属先職種は入社後の新入社員研修を経て決まります。

座談会メンバー

Tさん

編集｜コミック／女性／文系・大学院卒
Vent Dlovoさん

編集｜文芸・ライトノベル／男性／理系・大学院卒
空模様さん

ライツ・クロスメディア／女性／文系・学部卒
たまごさん

ビジネス戦略／男性／文系・学部卒
おおゆきさん

編集｜文芸・ライトノベル／男性／理系・大学院卒

アンケート＆トーク

59%

30%

4%

7%

… A.希望通り

… B.まあまあ希望通り

… C.希望じゃないけど結果オーライ？

… D.希望通りではない
「希望通り」と「まあまあ希望通り」を足して9割超えって相当高いのでは？　研修中、「１年目では配属されない部署がある」って聞いていたけど、我々の代は意外にそうした「配属されない部署」にも配属された印象です。

私も希望以上に希望通りでした。

「希望以上」ってどういうこと？

表面上の希望だけじゃなくて、内心どんな想いを持っているかまで汲んでもらえた気がして。だから、希望通りじゃないとしても、その想いがいずれ叶えられる行き先だと思います。

配属先の発表は怖かったよね。でも、配属先を決めた理由を丁寧に教えてくれて、モチベーションが上がりました。
11%

33%

45%

11%

… A.7時間

… B.8~9時間

… C.10~11時間

… D.12時間以上
半数が10～11時間以上。思っていたよりも同期が長時間働いていて驚きました。

配属部署によるのかな。

皆さんのなかに「D」を選んだ方はいますか？

いません！

編集者は、どこからどこまでを労働時間とするかが少し曖昧ですよね。本を読んだり、映画を観たりする時間が、どうしても仕事に結びつくので。

私は会社にいる時間を労働時間として計算しました。土日に担当作家さんから連絡をいただけば返しますし、新人賞のネームを読むこともあります。

配属されてすぐの頃、部署の先輩から「区切りをちゃんとつけるように」とアドバイスをもらいました。家に帰ってからは緊急の案件を除いて翌日対応するようにしています。
44%

26%

30%

… A.想像以上の面白さ

… B.想像よりは面白いかな？

… C.想像通り

… D.想像以下
僕はBと答えました。配属時はわからないことが多かったけど、3ヵ月くらいたってようやく、面白さがわかり始めてきましたね。これからもっと仕事ができるようになって、自分のやりたいことが見えてくれば、面白さはもっと増していく気がしています。

私はAにしました。作家さんと仕事をする面白さは、想像できていなかった。雑談から面白いネームが生まれてきたり、作家さんって本当にすごい！　事務仕事も多いと聞いていたけれど、実はそれも楽しくて。あおりとひきを考えたり、宣伝物のレイアウトを考えたりしています。
15%

26%

33%

26%

… A.想像以上の大変さ

… B.想像以上に大変かな？

… C.想像通り

… D.想像よりは大変ではない
私はインドアな学生生活を送っていたので、自分の体力のなさを痛感することも。もちろん、ライツは神経を使う仕事でもあります。担当者として責任があるので、間違ってないかなとまだドキドキです。

私はCかDだったかな。配属前は、激務で帰れないのかな？　と心配していましたが、自分の場合はそんなことありませんでした。在宅勤務を活用している人も多いですし、働き方は柔軟です。

責任の大きさに大変さを感じています。自分の言葉ひとつで、著者の方に影響を与えるかもしれないと考えると……。胸を張って「編集者」と名乗れる日はまだ先だなと考えています。
33%

45%

4%

7%

11%

… A.できている

… B.まあまあできている

… C.ちょっとできていないかも

… D.できるようになりたい

… E.いまは仕事中心になっている
僕はDかE。週末は寝る時間にあてています。大学時代と比べると、趣味の時間は減りました。

そういう週末の睡眠時間って「仕事による疲労を回復する時間」なんですよね。私は今のところ、仕事とプライベートを両立できている気がするけど、趣味に割く時間自体はたまごさんと同じく減ったかな。

私はゴルフに行ったり、筋トレしたり、趣味と両立できてます。

私も「推しとか、好きなものを大事にしなさい」って最初に先輩たちに言われました。
26%

4%

63%

7%

… A.エントリーシート

… B.筆記試験

… C.面接

… D.その他
私が一番大変だったのがCの面接でした。面接官がしっかり話を聞いてくれる分、本音で話すしかなく……。

僕も面接と答えました。でも逆に、自分のことをちゃんと人に話して、コメントをもらえる機会はそれまでなかったから、そういう時間を過ごせたのは嬉しかったです。

私はすぐに「自分」を開示するのが苦手なタイプなので、20〜30分の面接で自分を出せるかが不安でした。口下手でも、一生懸命話すことが大事だったんだなと今は思います。

就活生に向けて面接のアドバイスはありますか？

嘘はバレます！

わからないことは正直に、わかりませんと言いましょう！

正直に「こういうことがやりたい」と伝えるのが大事です！
4%

48%

44%

4%

… A.勉強

… B.旅行

… C.読書

… D.睡眠
私はCの読書を選びました。今、読むものに追われすぎていて、もともと知っている本が多かったら、もっとずっと楽だっただろうなと思ったので。

内定者時代の課題でも「読書」はあったけど、もっと読んでおけばって思った？

その時は仕事のことまで考えてなかったから……（笑）。

私は旅行と答えました。学生時代はまさにコロナ禍だったからです。いろいろな体験をもっとしておきたかった気持ちがありますね。
4%

26%

29%

41%

… A.意識している

… B.将来的に考えるかも

… C.できればしたくない

… D.考えていない
Cと答えました。講談社でできない漫画の仕事はないと思ったので！

私もC。今の仕事も、働く環境も好きです。でも、仕事でいろいろな人たちとかかわる中でやりたいことが増えるかもしれない、とは思いますね。

私はAかBと答えました。今の仕事はすごく面白いのですが、時代が今後変われば、仕事も変わるだろうから。30～40代の時に世界がどうなっているか次第かなとも思って。今現在の気持ちだけなら、私はD。考えていないですね！
18%

30%

22%

30%

… A.不規則な生活

… B.人間関係

… C.仕事量の多さ

… D.その他（自由回答）

その他(自由回答)の例 …「生活リズム」「社外の人間関係。出会う人がものすごく多い！！」
「スケジュールの把握」「作品の修正のお願いをどう伝えるかなど、言葉選びや接し方などの技量の取得」等々…
私はAと答えました。編集者なので、その日の仕事量や帰る時間がばらばらなんです。学生生活はずっと自炊をしていたのに、今は突発的に予定が変わるからなかなか難しくて……会社に入って一番変わったところです。

私もAです。自炊の難しさはたしかに……自分は突発的なイベント自体は平気なので、自炊も突発的なものとして楽しんでいます。

素敵なアイディアだ……！！

配属当初は勝手にプレッシャーを感じて、本を読むために睡眠時間を削ってしまったことも。自分ができる範囲の見極めも大事だなと反省しました。
78%

22%

… A.非常に満足

… B.まずまず満足

… C.やや不満

… D.おおいに不満
非常に満足しています。

私は福利厚生を使いまくっています！　家賃補助とか、音羽健康保険組合のHPを頻繁にチェックして、契約スポーツクラブに通ったりしています。

そんなに……！？　私がまだ知らない福利厚生もいっぱいある気がしてきました。Vent Dlovoさん、今度教えてください！
15%

4%

37%

44%

… A.社風

… B.社会的知名度

… C.給与・待遇

… D.仕事のやりがい
Aでしょうか。「おもしろくて、ためになる」という講談社の企業理念を体現する人が集まっている印象が強いです。

Dと答えました。やりたいこと、かつ社会にインパクトを与えることができるところに惹かれています。

私もAかDで悩みました。「この環境で」「やりたいことができる」、両方切り離せない。

Aの社風にしました。ちゃんと話を聞いてくれて、新人の意見も受け止めてくれる今の環境が好きです。
45%

48%

7%

… A.頭がいい人が多い

… B.面白い人が多い

… C.お茶目な人が多い

… D.普通の人が多い
「頭がいい人」がいない代なの、私たち……？

爆笑

僕はBにしました。２人で腹を割って話した時に、飽きる人がいないんですよ。意見や感想をちゃんと言語化できる人が多くて、深い話ができる。人間として面白い人が多いです。

同期同士で行ける人が集まって、ほぼ毎週くらいの頻度でご飯に行ってます。

気持ち悪いくらい仲がいいですよね（笑）。
18%

22%

30%

30%

… A.5冊以下

… B.6～10冊

… C.11～15冊

… D.16冊以上
コミックを含めると私はDです。

読む量は確実に増えているし、読み方が変わった気がします。活字の本を読む時は、その書き手に声をかけるかどうかを判断するために読むことも多いですし、企画を立てるために読むこともあります。

インプットの時間が減ったわけではないのですが、僕は小説や漫画を読む時間が、今は美容の情報や、インフルエンサー、トレンドを調べる時間に変わりました。
41%

4%

7%

48%

… A.文芸

… B.ノンフィクション

… C.ファッション＆ライフスタイル

… D.コミック
私はDと答えました。無尽蔵に時間があったら、ノンフィクションを読むかも。「事実は小説より奇なり」じゃないですけど、想像以上に面白いこと、変なことって現実世界に存在してるので、ノンフィクション作品に触れることが、コミック編集の仕事にも役立つ気がしています。

Tさん、おすすめのノンフィクションはありますか？

『清少納言がみていた宇宙と、わたしたちのみている宇宙は同じなのか？－新しい博物学への招待－』（青土社）は、読みやすくて、話のネタになるところもおすすめです！

皆さんは、本を読み放題の時間があったらどうしますか？

古今東西のミステリーとSFを読みたいです。特にSFは、これまで触れたことがない分野でしたが、担当作家の方に勧められて初めて読みました。自由だけれども緻密でどこまでも連れて行ってくれる感じが面白く「なんで今まで触れてこなかったんだ！」と悔しい気持ちになりました。
67%

22%

7%

4%

… A.旅行（国内・国外）

… B.睡眠

… C.部屋の掃除

… D.大勢での食事会
僕はBと答えました。一生寝ていたい……けど、旅行もしたいし、部屋の掃除もしたいですね。

私は部屋の掃除って答えました！　積ん読がまずやばい上に、大学院時代の研究資料もあり……。一旦すべてのものを整頓したい気持ちです。

睡眠です！　家の中にいたい。旅行をするタイプではないので。寝ようと思えばいくらでも寝られます。

私はCにしました。……東京って、忙しくないですか？

？

博物館の展示があったり、新作映画が公開されたり、アンテナを広げようとした結果、土日が埋まってしまって……。なので、掃除ができていないんです。

それは東京のせいなんだね（笑）。
最後に、このコーナーを読んでくださった方々に伝えたいことはありますか？

私はむちゃくちゃ採用HPを読んでいました！
答える側に回ってみると必ずしも四択で表現できることばかりではないな、と思いつつ、結果は正直に新入社員の気持ちを表していると感じました！

このコーナーを通して、「講談社で働く自分」を想像してもらえたら嬉しいよね。

ちょっとでも気になったら受けてみてほしい会社だな。こんなにいろんな人がいる会社はそうそうないと思います。僕、面接で「君、あんまり本読んでないでしょ？」ってバレちゃったけど、受け入れてもらえているので（笑）。

私も「好きな作家いる？」って聞かれたけど、「作家縛りで読んでません！」って答えちゃった（笑）。

出版社って、変わった人や尖った人ばかりがいるイメージがあると思うのですが、そんなことはないです。自分が尖っていないと思っても、受けるのを躊躇わないでほしいです。

等身大の自分が感じたこと・考えたことを大切にして、イメージや情報に踊らされすぎないことが大事な気がします。なのでこのコーナーも、あくまで参考程度に（笑）！